【テーマ】転倒災害について
担当:工事部課長 鈴木貴博
実施日:2022年1月5日
普段から現場で躓いている方をよく見かけます。
更に季節的に路面の凍結などによる転倒が増えるおそれがありますので、今月は転倒災害をテーマに安全協議会を行いました。
転倒災害について
皆様は転倒したこと、または転倒しかけたことはありませんか?
転倒災害は労働災害ランキング第3位です。
現場作業従事者で転倒しかけたり、躓いたことがない人はほぼいないのではないかと思います。
小さな段差や雨によるぬかるみ、斜面、凍結場所など転倒するきっかけになる場所は現場に多く存在します。
私自身、現場で材料搬入時にぬかるみに足を滑らせ転倒した人や、足場移動中に作業服をひっかけて転倒した人などを目にしてきました。
大事には至りませんでしたが、転倒した先に何かあれば労働災害に繋がります。
そこで作業前には以下の項目をチェックするようにしました。
1.足元にぬかるみや濡れていて滑る場所はないか。
2.凍結していないか。
3.安全通路の確認はしたか。
4.通路に突起や段差はないか。
5.コードやホースは浮いていないか。
6.照度は十分確保されているか。
7.資機材の上に乗るような作業はないか。
これらをチェックすることで危険箇所の把握ができます。
安全靴について
続いて転倒の原因の1つである「滑る」を減らす安全靴についても考えてみました。
ちなみに安全靴は何を基準に選んでいるでしょうか?
安全靴には規格品があり、JIS規格(JIST8101)の認証を受けたもののみを安全靴と呼ぶそうです。
また最近多くの方が愛用しているスニーカータイプのものは、
JSAA規格の認定を受けたもののみをプロテクティブスニーカーと呼びます。
それらの安全靴は動摩擦係数が0.2以上であり、滑りにくい設計の靴です。
(動摩擦係数とは滑りながらズズズと止めようとする力)
JSAAやJIS規格のものを選ぶことでスリップしにくくなります。
今回はこの場を借りて全員の安全靴をチェックし、規格品ではない靴を履いていた人や靴の裏側が汚れてしまっている人には買い替えてもらいました。
危険箇所の把握とともに、安全靴を見直すことで転倒災害を防止できるかと思います。
1度皆様も足元を確認してみてください。
今年こそ無事故無災害目指して安全第一で頑張ります。
では明日からもご安全に。