【テーマ】災害を無くそう!
担当:工事部 中村聖
実施日:2022年7月25日
今回の安全協議会は「災害を無くす」をテーマに、災害を減らすためには何が必要か、組織としてどう向き合っていくかを共有することを目的として行いました。
※出張組とZOOMで中継
1.行動災害について
現場で起こる災害で、行動にともない発生する災害を「行動災害」といいます。
行動災害は「ヒューマンエラー」と「危険敢行型災害」に分かれます。
ヒューマンエラーとは「意図しない結果を生じる人間の行為」。
危険敢行型災害とは「危険と分かりながら危険なことをしておこす災害」。
2.ヒューマンエラーと危険敢行型災害
■ヒューマンエラー
人はもともとエラーをする生き物なので、ヒューマンエラーをゼロにすることはできないという理解が必要で、更には”避けることができないもの”だと捉えて「どうするべきか」を考えなければいけません。
大事なのは、災害を起こした本人だけの責任として捉えるのではなく、エラーが起きた要因を「直接的要因」「間接的要因」「潜在的要因」の3つに分けて分析した上で、今後の対策を考えていくことだと考えます。
■危険敢行型災害
危険と分かりながら、危険を顧みず行動をする作業員も多くいるのが現状です。
近道が出来るといった少しの利益と引き換えに身を危険にさらす作業員がまだまだ現場にいる限り危険敢行型災害は減りません。
危険敢行型の作業員は「危険とわかっていながら、危険をとる」ため、この態度事態を改めなければなりません。
その為には、各作業員への働きかけや現場全体として「危険敢行」がしづらい環境をつくることが大事になってきます。
<作業員への働きかけ>
過去の災害事例などを説明して、「危険敢行」をした時の自分自身に降りかかるダメージを理解してもらい行動を変えてもらう。
<現場としての取り組み>
災害事例、ヒヤリ・ハットの共有や声掛けで危険行為を見逃さない取り組みなど「危険行為はしない」「ルールは絶対に守る」といった雰囲気を作る。
3.総括・まとめ
各作業員が「危険敢行はしない」という気持ちを持つことは当然として、
会社・現場全体で「危険敢行はさせない」という雰囲気を作ることが大切です。
自分の命を守ると同時に仲間の命も守れるように日々の活動をしていきましょう。
明日からもご安全に!