耐震補強工事(建築/土木)
水谷工業では、耐震壁、鉄骨ブレース等の建築工事から落橋防止、橋脚巻立て等土木工事の耐震補強を行います。
目次
1.耐震補強工事とは「耐震性能を高める工事」
構造物における主要な構造(柱、梁、壁、床)の耐力や剛性、ねばり強さを向上させて、耐震性能を高める方法を耐震補強と言います。
補強方法によりその効果が異なりますが、様々な条件に合わせて最適な耐震補強工事の方法を検討し選択することが大切です。水谷工業では、耐震補強工事のプロフェッショナルとして最適な提案から施工まで一気通貫で行うことができます。
2.【建築】耐震補強工事の主な種類
建築物の耐震補強工事には様々な方法があります。主な方法としては次の4つがあります。
- a.耐震壁増設
- b.鉄骨ブレース補強
- c.柱、梁補強
- d.耐震スリット
この章では、それぞれについて順番に詳しく説明していきます。
a.耐震壁増設
耐震壁増設とは、開口部に鉄筋コンクリートの壁を増設することで、耐力と剛性を向上させる工事のことを指します。
具体的な方法としては新設耐震壁、増打ち耐震壁、開口閉塞、新設袖壁などがあります。
b.鉄骨ブレース補強
鉄骨ブレース補強とは、開口部に鉄骨ブレースを設置することで耐力とねばり強さを向上させる工事のことを指します。
具体的な形状はK型が一般的ですが、ほかにX型、マンサード型などがあります。
c.柱・梁補強
柱・梁補強とは、柱や梁を補強することによりねばり強さを向上させる工事のことを指します。
具体的には鉄筋コンクリート、鋼板、連続繊維シートなどによる巻立て工法があります。
d.耐震スリット
耐震スリットとは、柱または梁と壁(袖壁、垂れ壁、腰壁)を切り離して隙間を設けることで、柱のねばり強さを向上させる工事のことを指します。
壁を切断して設けるものを完全スリット、壁の一部を残して設けるものを部分スリット(別名:構造スリット)と呼び区別されています。
3.【土木】耐震補強工事の主な種類
土木工事における耐震補強工事には主に次の4つの方法があります。
- a.橋脚巻立て工
- b.縁端拡幅工
- c.落橋防止装置工
- d.変位制限装置工
この章では、それぞれについて順番に詳しく説明していきます。
a.橋脚巻立て工
橋脚巻立て工とは橋脚の耐力や変形性能を向上させる工法のことを指します。
具体的な方法としてはRC巻立て工法、鋼板巻立て工法、連続繊維シート巻立て工法などがあります。
b.縁端拡幅工
縁端拡幅工とは地震時に橋桁が移動し落下することを防ぐため、桁掛かり部分を拡幅する工法のことを指します。
c.落橋防止装置工
落橋防止装置工とは、地震時に橋桁が移動し落下することを防ぐため、橋桁をPC鋼棒やチェーンなどで
連結して橋桁を繋ぎとめる工法のことを指します。
具体的な方法としては落橋防止装置やPC鋼棒、緩衝チェーンなどの装置を設置する方法があります。
d.変位制限装置工
変位制限装置工とは、地震時に橋桁が移動することで支承等の損壊を防ぐため、コンクリートの突起や鋼製ブラケットを設置して上部構造と下部構造の相対変位が大きくならないよう制限する工法のことを指します。
4.よくある質問~耐震補強工事編~
こちらでは、耐震補強工事で寄せられる質問に対してお答えしております。
[質問]施工できる範囲を教えてください。
[回答]主要工種は下記の通りです。
【建築】アンカー、鉄筋、型枠、無収縮モルタル、耐震スリット、連続繊維シート、鉄筋探査、引張試験
【土木】削孔、アンカー定着、鉄筋、型枠、無収縮モルタル、連続繊維シート、鉄筋探査、引張試験
その他ご要望がございましたらお気軽にご相談ください。
[質問]有資格者で来て欲しいのですが…
[回答]お任せください。弊社は下記の資格保有者が常在しております。
・あと施工アンカー主任技士 [施工範囲/制限なし]
・第1種あと施工アンカー施工士 [施工範囲/制限なし]
・第2種あと施工アンカー施工士 [施工範囲/M12以下、D13以下]
[質問]ミルシート(鋼材検査証明書)を提出してほしいのですが…
[回答]はい、対応可能でございます。
材質・仕様によっては10日間ほどお時間頂くものもございますので、都度ご相談ください。