【テーマ】我社で起こり得る労働災害part2
担当:工事部 岡田堅太
実施日:2024年01月25日(木)
建設業では他の業種に比べて死亡事故がすごく多いです。
特に墜落や転落での死亡事故が目立ちます。
そんな我社も常に隣り合わせで危険な作業をしています。
そこで今回は「我社で起こりうる危険」ついて振り返りをしました。
1.我社で起こりうる危険
我社で起こりうる危険を改めて洗い出しをしてみました。
・回転部を持ったまま作業をして手を捻る。
・石頭で手を叩く。
・長尺物を他者に当てる。
・長尺物を壁に立てかけて倒れてけがをさせる。
・打設後の鉄筋に足を躓き転倒。
・足場上での作業時に物を隙間から落とす。
・感電や漏電をする。
・作業時に周りを見ずに移動をして他者の物破損させてしまう。
・足を上げたと思ったら思っているほど上がっておらず引っ掛かる。
・土木工事で荷揚げ荷下ろし時、物を落としてしまう。
・丸のこやサンダーのコード・バッテリーを付けた状態で動いてしまう。
・脚立や立ち馬で作業時に転落墜落をする。
2.動画で学ぶ回転工具の危険
■動画①
「スイッチを切った後、回転の余韻が残っていて回転物を持ち上げた際に目を離して足を切創」
我社でも
グラインダー(サンダー)を使用してボルトなどを加工する時に使用します。
ハンマードリルやコアモーターといった回転工具の削孔終了時も同様に回転部の余韻が残っているので気をつける必要があります。
■動画②
「休憩の時間だと焦って作業スピードが上がってしまい、丸のこが木材に噛んでしまい無理やり抜こうとしたらキックバックをして切創」
※カットラインに体の一部が入ってはいけません。
我社では
丸のこ:型枠を作成する際に使用。
キックバック:ハンマードリル使用時に発生(孔からキリを抜く時・鉄筋を避けた時など)。
3.脚立・立ち馬使用時の危険
我社ではアンカー打設やコア削孔をする際、H=3m以上になると脚立や立ち馬を使うことが多くあります。
そこで、ついつい…といった危険な時短行動やヒヤリハットが考えられます。
・手をもう少し伸ばせばドリルが届きそうだと思い、身を乗り出して作業をしてしまう。
・荷物を持って昇降をしてしまう。
・天井アンカーの施工をする時に上しか見ておらず、足を踏み外したりしてしまう。
・ドリルなどの削孔をする際に反動で立ち馬などが揺れて、転落・転倒してしまう。
4.漏電・感電の危険
・延長コードが雨に濡れて電流の通っているコードを接続してしまい、スパークしてしまう。
・雨の中で作業をしていて機械などを触るとピリッとしてしまう。
■電気取り扱いの注意ポイント
・トランスの100Vと200Vの切り替え
(切り替えをしないと必要以上の電気が供給されてしまい機械などが壊れてしまう)
・トヨタなどの工場で停電をしてしまったら大損害になってしまうので漏電ブレーカーなどの使用をする。
5.まとめ
日常の仕事や生活にも常に危険が潜んでいます。
今一度、自分は不安全行動や間違ったことをしていないか見直してみてください。
誰でも事故を起こしてしまってから気づきます。
事故を起こしてからでは遅いので、事故をする前にもう一度「アッこれは危険だ!」と手を止め、考えてから行動していきましょう。
焦りは最も危険です。
それではご安全に!!
工事部 岡田堅太