こんにちは!
今年の夏は”夏を満喫するぞ!”と気合十分の営業部市原です🔥

弊社ではよく、土間差筋やトイレの開口閉塞を施工しています。
最近では夏休みということもあり、学校のトイレの開口閉塞によく呼んでいただくため、
今回は「トイレの開口閉塞の実態」についてお話ししていきたいと思います。

トイレの開口閉塞の実態

1.使用材料について

トイレの開口閉塞の使用アンカーは2通りです。
 ・金属系アンカー:本体打込み式(サンコーテクノ社製 D筋アンカーDGA使用)
 ・接着系アンカー
※設計図書に従って施工致しますので、図面等をご確認ください。


2.施工の実態

図面を見ると、「ダブル施工(2段)」と指定されていることがあります。
しかし実際のところ、ダブル施工の場合、開口によっては図面のようにきれいに打つことはできません。

それはなぜか・・・

ドリル本体とキリを併せると、全長で600㎜になります。
開口の短手が600㎜以下の場合、ドリルが開口内に入らないため、どうしても削孔角度が斜めになります。


ダブルの下段穴は角度がつきすぎてしまい、仮にスラブ厚が150㎜だった時、ドリルの削孔によりスラブが爆裂してしまいます。

そのため弊社では、受注時や施工の際に、シングル打ちや千鳥(ちどり)打ちへの変更が可能かどうかをお伺いしております。

3.図面と実寸の相違

こちらをご覧ください。(赤文字で記載されたものは実寸です)

もともと図面に記載されていた開口サイズと、実際の開口サイズが違っています。
こうなってしまうと、準備していた鉄筋のサイズが短すぎたり、長すぎたりといった問題が発生し、工期に遅れが出てしまいます。

そのため、
開口斫り後は、「実寸サイズ」をご計測頂き、そのサイズをお知らせください。
 × 図面の開口サイズ
 ◎ 実寸の開口サイズ(縦・横)

実寸サイズを元に、鉄筋の長さを判別し、準備させていただきます。

4.予備材(鉄筋)の確認

鉄筋の長さが決まったあと、予備材が必要かどうかを確認させていただきます。
長さ加工をしているため、万が一予備材が余った場合は「納品」とさせていただいております。
予めご了承ください。

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以上、便所開口のあと施工アンカーの実態を説明させていただきました。
トイレ改修工事を受注された際は、是非、水谷工業にお問い合わせください。

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このブログでは、私が建設業界で学んできたことや、これから学びたいこと、
弊社についての様々なことを発信しています。
また、建設業界に興味のある方や建設業で新人として働いている方にとって参考になれば幸いです。

以上、営業部 市原 でした。

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あと施工アンカーについて学べるリンク集
➔ 水谷工業HP:特集「あと施工アンカー」について
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