【テーマ】危険予知トレーニング
担当:工事部 中村聖
実施日:2024年11月25日(月) ※11月度協議会
今回の安全協議会では、危険予知トレーニングを実施しました。
このトレーニングの目的は、現場での安全意識を全員で高めること、そして危険に対する情報を共有し合うことです。事故を未然に防ぐためには、一人ひとりが危険を正しく認識し、対策を考える力を身につけることが重要です。今回の活動を通じて、現場での安全意識をさらに向上させるきっかけとなればと思います。
【1】危険予知活動について(KY)
現場でよく聞く「KY活動」とは、「危険予知活動」のことです。
この活動は、作業を始める前に危険がないかを『事前』に確認し、対策を考えるためのものです。
危険予知活動を行うと、次のような良いことがあります
1.作業内容と危険性について全員で共有
作業にどんな危険があるかを、全員で確認しておきます。これによって「知らなかった!」ということが起きにくくなり、安全に作業が進められます。
2.全員で参加することで安全意識を高める
KY活動はみんなで行います。全員が一緒に考えることで、「安全が大事だ」という気持ちが強くなります。また、一人ひとりがチームとして協力しようという意識も高まります。
3.危険性・有害性に対する感受性・注意力・責任感を高める
KY活動を繰り返すことで、危険に気づく力が鍛えられます。また、普段から「これ、大丈夫かな?」と考えるようになり、自分の責任感も強くなります。
危険予知活動は、ただの作業ではなく、事故を防ぐためのとても大事な取り組みです。
全員でしっかり話し合っていきましょう!
【2】10月度安全協議会の復習
テーマ:リスクアセスメントを見直す
詳しくは、こちらのブログをご覧ください。
【3】危険予知トレーニング
今回の危険予知トレーニングでは、次の2つについて取り組みました。
1.写真から起こりうる危険性を考える
現場でよくある状況を撮影した写真を見ながら、「どんな危険がありそうか?」をみんなで話し合いました。自分では予想できなかった危険にも気づくことができます。
2.架空の現場状況を想定して危険予知活動表に記入
現場でよくあるシチュエーションを想定し、それをもとに危険予知活動表を実際に作成しました。
●シチュエーション「3階建ての建物」
①1階:土間の差筋アンカー
②2階+3階:下向きコア抜き
③2階+3階:天井アンカー打ち
各グループに分かれて話し合い、危険予知活動表に記入します。
3.発表
危険予知活動表が出来上がったら、各グループの職長が発表します。
全員で危険予知について考える時間は、安全な現場を作るために必要不可欠です。
【4】まとめ
危険予知活動とは、危険を事前に知るために行います。
身を守る為の情報は、至る所に存在します。
例えば、普段何気なく見ている道具の置き方や作業の流れにも、危険を防ぐヒントがあるかもしれません。
今一度全員で現場や社内で危険予知活動をしてみるのはいかがでしょうか?
明日からもご安全に!!
工事部:中村聖