【テーマ】日常でよく見かける危険

担当:管理部 京極
実施日:2025年3月25日(火) ※3月度協議会

こんにちは、管理部の京極です。
今回の安全協議会では「日常でよく見かける危険」をテーマに行いました。

建設現場では日々多くの危険が潜んでいますが、
「日常生活」においても見逃せないヒヤリハットがたくさんあります。
小さな危険を小さいうちに摘んでおく(意識しておく)ということが大事だと思い、
今回このテーマにしました。

“ついついやってしまう不安全行動”をおさらいがてらご覧頂けたらと思います。

事例①:つまずき・転倒

労働災害における事故では「転倒」が最多。実に死傷災害全体に占める割合で4分の1を超えています。

我が事務所内でもつまずきやすいところがあります。

このまま歩き、カウンターのコーナーを曲がろうとすると…

絶対、躓きますよね。
こういった、導線上に物を置くと転倒の原因になります。

💡ポイント
・視界に入らない場所=危険ゾーン
・通路や足元に物を置かない
・床への“直置き”はNG!

👉「ちょっとだけ置いたつもり」が、転倒の引き金になることも。
整理整頓を心がけましょう!

事例②:歩きスマホ

歩きながらスマホを操作していて、人とぶつかったり、段差でつまずいたりした経験、ありませんか?

⚠️ 危険ポイント
・視界が狭まり、周囲に気づけない
・音に反応できず、緊急回避が遅れる
・他人にも迷惑をかけやすい
・習慣化により危機意識が低下

✅ 対策はこれ!
・スマホを見るときは必ず立ち止まる!
・そして「立ち止まる場所」にも注意を!

周囲の安全を確認してから操作しましょう。

事例③:傘の持ち方

雨の日、無意識に持った傘の先が後ろの人の顔に…
特に子どもが近くにいると、目の高さと傘の先端が一致し、重大事故になりかねません。

📝覚えておきたいこと
・傘の先端は常に下向きに
・折り畳み傘の使用がベター (だと個人的には思う)

👉「傘=凶器になり得る」という意識を持つ!
ちょっとした配慮で、ケガを防いでいきましょう。

事例④:無灯火運転

最近特に増えているのが、夕暮れ時の“無灯火運転”です。(真夜中でも見かけます)
無灯火運転は、車の存在が見えにくくなり、車同士の事故、歩行者や自転車との接触事故のリスクが急上昇します。

🚨なぜ無灯火が多いのか?
・オートライト機能をOFFにしたまま走行
・ライトを消したあと、再点灯を忘れる
・「まだ見えるから大丈夫」という過信
みなさんと一緒に考察し、その他の回答もいろいろとありました。
私も注意していきます!

🚗ドライバーとして意識したいこと
・ライトは早めに点ける
・他の車に無灯火を見つけたら、パッシングで知らせる
・無理に追い越さず、距離をとって走行

警視庁はトワイライト・オン運動を行っています。
※日没より早めに車のライトを点灯させて夕暮れ時の事故防止を図るものです。

※警視庁ホームページより引用

夜間の無灯火走行は、道路交通法違反です。
・反則金:大型車7000円、普通車6000円、二輪車6000円、小型特殊車5000円、原付車5000円
・無灯火違反:1点

日没時間の約1時間前の点灯が目安とされています。
まだ明るいかな?くらいでもう点けてしまいましょう。

また、自転車に乗る時も必ずライトを点灯させて、歩行者や自動車に存在を知らせていきましょう。
※ヘルメットもお忘れなく!

まとめ

今回の安全協議会では、「つまずき・転倒」「歩きスマホ」「傘の持ち方」「夕暮れ時の無灯火運転」といった、日常生活でよく見かける4つの危険な場面を取り上げました。
どれも特別な場面ではなく、誰もが一度は経験しているような“当たり前”の中に潜んでいる危険ばかりです。

現場だけでなく、日常から「危険を予測する目」を養い、行動を変えていくことが、本当の意味での“安全文化”につながっていくと思っています。
安全は、毎日の小さな意識から。

明日からもご安全に!



管理部:京極